高瀬聡子先生 スキンケア

年齢、肌質、肌悩みを加味して美容液から使う

化粧品のメーカーも年々増え、新しい美白化粧品のパッケージにワクワクしてしまいます。しかし、中々自分に合うタイプを見つけることができません。

 

美白効果は、1年は使い続けないと本当の効果は分からないといいます。自分の肌と合わないのに、やみくもに1年使い続けるのもリスクが高すぎるものです。使って明らかに、赤くなったりすれば、その時点で思い切ってやめます。

 

トライアルがあればそれを、無ければ1アイテム美容液から初めてみましょう。他に、探す手がかりの方法として、いくつか提案してみましたので、参考にしてみてください。花と便箋

 

化粧品が、どの年代に絞って開発されているのかざっくりつかむ

美白化粧品を新たに探す場合は、テレビでCMを流していれば、女優やモデルの年齢と合致していることがベスト。いずれの年齢でもOKとメーカーは言っても、ターゲット年齢に合わせて成分配合されているはずです。

 

昨今、美白成分と一緒に、エイジング作用のある成分も配合していることもあります。時にはこれが仇となって、若い肌には栄養過多になることも。逆に、ターゲット年齢以上の人にとっても、日常使っているスキンケアと一緒に使うと栄養過多でどっと、肌を疲れさせたなんてことにもなります。

 

有効成分がぎっしり詰まっている美容液から試す

最初に試すアイテムは、美容液。どのコスメも1番、力を入れているところであり、美容液を試せば、同じラインの傾向や浸透力、テクスチャーもぼんやりとイメージできるからです。

 

何よりも美容液は、有効成分の宝庫。パッケージの裏の美容成分をチェックして、どの成分が自分の肌に良く効くのかを見極めましょう。

 

美白化粧品は、厚生労働省の認可した成分が入っていますが、美白成分への思い入れも重要です。単に、『美白や薬用』の文字をパッケージに記述するために、認可成分を使用しているのか?それとも強い思い入れがあるのかで、信頼度が違ってきます。

 

肌質との相性をチェック

自分の肌質に合うのか合わないのかも、チェックしたいところ。美容液が保湿感重視であるか、浸透性が高いか、つっぱらないか、水性でさっぱりしているか、油性でこってりしているかなどです。

 

これは、個人的な感想ですが、美容液がさっぱりの場合、同じラインのクリームもさっぱりです。美容液のさっぱりを補うように、こってり濃密クリームであることはそうありません。さっぱりラインで、一貫しています。

 

つまり、手持ちにこってりのクリームを持っていて、精算できるならそれでもよいわけです。また脂性肌で、もともとさっぱり好みであるなら、問題ありません。

 

乾燥肌&敏感肌

乾燥肌や敏感肌の人は、外部刺激による微炎症を抑えるためにグリチルリチン酸2kが配合されているのも良いでしょう。また、美白成分のカモミラETは、シミやそばかすを防ぐほか、保湿作用、血行促進作用、消炎作用なども認められていますので、検討してみて下さい。

 

無添加化粧品は、化粧品で赤くなったりかぶれたりする敏感肌の人向きです。アレルギーの疑いのある成分を、できるだけ除いています。無添加化粧品には、様々な意見がありますが、刺激には細心の注意がはらわれていると思います。

 

普通肌&脂性肌

普通肌や脂性肌の方のように、皮脂や水分量が十分であれば、美白成分の代表格であるビタミンC誘導体やアルブチンを使いたいものです。不安要素が少ないということは、積極的なケアが可能です。

 

肌悩みとの相性をチェック

美白化粧品を使い始めようと考える時期は、しみやくすみが目立ち始めた頃です。しみもくすみも、原因は一つではありません。良く言われているのは、乾燥肌の人はシミができやすいといいますが、肌が乾燥していると外部刺激が弱くなるためです。

 

自分を悩ませているしみやくすみの原因を探ることも、美白化粧品を選ぶ手がかりになります。原因として紫外線のほかに、洗顔やマッサージでこすりすぎ、合わない化粧品、繰り返すニキビ、ホルモンバランスの崩れ、年齢による乾燥、敏感肌などがあります。

 

年齢肌

年齢肌でターンオーバーが遅れがち、本来はがれ落ちるはずの角質層が残り、肌が濁ります。定期的にピーリングケアをして、たまった角質を剥がさなければ、くすみは晴れません。

 

美白成分のトラネキサム酸は、ターンオーバーを促進しますし、年齢が原因と言われている乾班にも働きかけてくれます。

 

しわやハリが気になる場合は、トラネキサム酸も良いですが、プラセンタエキスもおすすめです。プラセンタは動物の胎盤から抽出された成分で、アミノ酸やビタミンを含んでいます。美容成分の減少が気になるなら、肌に栄養を与えながらの美白も悪くはありません。

 

年齢肌の初期段階

くすみの中でも黄ぐすみと呼ばれるタイプがあります。通常の美白成分では、晴れにくいのですが、美白成分のコウジ酸には、黄ぐすみへの作用があると明らかになってきています。ハリ効果もあり、年齢肌に差し掛かった頃には、良さそうです。

 

気になるトラブルはしみやくすみだけ

しみやくすみだけが気になる方なら、ビタミンC誘導体はおすすめです。既にあるシミを薄くし、シミを作る時に使われるチロシナーゼを分解させます。

 

毛穴を引き締め、コラーゲン産生のパワーも持っているので、マイナス肌も狙えますよ。

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