健康的な生活を行えばホルモンバランスは怖くない
肌細胞の生まれ変わりや肌の潤いを守ってくれているのは、女性ホルモン(エストロゲン)となります。
美肌には、女性ホルモンは切っても切れない関係があるのです。
通常、年齢と共に、女性ホルモンの分泌は減少し、更年期を迎えると極端に減るといわれています。
しかし、適度な運動を心がけ、健康的な生活を行う事で、減少していく速度を遅らせることができます。
大豆のイソフラボンの他、女性ホルモンの変わりは?
エストロゲンのような働きをすると言われている、大豆に含まれているイソフラボンは、実は、エクオールという物質をつくるための腸内細菌が必要です。
エクオールをつくる腸内細菌がない腸では、いくら大豆を食べても、エストロゲンのような作用をしてくれないことが分かってきています。
昨今では、エクオールのサプリ等も売られているようです。
高瀬聡子先生の書籍である『一番分かるスキンケアの教科書』によれば、腸内細菌は子供の頃に作られた後、あまり変わることがないそうです。エクオールを持っていない人は、ずっとサプリに頼らなければなりません。
大豆のイソフラボン以外でも、女性ホルモンの代わりをさせるものがあります。
牛乳に期待する
妊娠後期の牛から絞った牛乳は、そうでない牛の牛乳よりも、 33倍もエストロゲンが含まれていると言われています。
市販の牛乳には、妊娠後期であるかどうかの明記はされていませんが、牛乳の中には生命を育てるための栄養の宝庫であり、エストロゲンも同様に含まれています。
特に、骨粗鬆症予防の上からも、牛乳にはカルシウムが含まれているので、日常的に摂取するのは、女性の健康を守り続けてくれます。
エストロゲンを減らさない努力
女性ホルモンを増やすことより、減らさないようにすることも大切です。
エストロゲンの材料は、なんと、健康に悪いとされている悪玉コレステロールなのです。
無理なダイエットを繰り返して、女性ホルモンの材料まで減らすことがないようにしたいものです。
女性ホルモンは睡眠中に作られるものなので、良質な女性ホルモンを保つためには、睡眠の質にもこだわる必要があります。
女性ホルモンの敵は、他に、喫煙、アルコール、ストレス等もあげられます。
また、最近の研究では成長ホルモンや、女性ホルモンを含めた性ホルモンは、筋肉を充分に鍛えることで高く維持ができるというデータもあります。
運動は、全てにおいてオールマイティです。