高瀬聡子先生 スキンケア

ビタミンCの弱点を補う、肌代謝を上げる食事とは

美白に良い食事と言えば、ビタミンCで、サプリメントを飲んでいる方もいるはずです。
ただ、長年あるシミには効き目はありません。
肌の色はワントーン明るくなったものの、既にあるシミは色が変わらないので、かえって目立ってしまったという話は、よく聞きます。

 

そんな場合は、やはり肌代謝を上げる食事も考慮する必要があり。
肌代謝を上げて、シミを作っているメラニンを押し上げて、肌の外に追い出したいところです。

 

選ぶサプリメントは、プラセンタ?とか、コラーゲン?等でしょうか?
ただ、サプリは薬ではないので、栄養不足を補う事ができても、ベースとなる食事がおろそかでは駄目です。

 

肌代謝を上げる食事で思いつくのは、コラーゲンたっぷり入っているフカヒレスープ、鶏鍋、コリア タッカンマリなどでしょうか?
食べたことある人なら、翌日は心なしかぷるんが実感できます。
フカヒレの姿煮

 

大切な事は、人間の体は、複数の栄養素を組み合わせながら体を作っているようなものです。
一つの栄養成分だけが多くでも、足りないものがあればムダになります。
バランスよく食事をとり、体の中の多くの組織を働かせて、肌代謝を上げると考えるのがベストです。

 

肌代謝を上げるための食べ物として、下記の3つを提案します。

  1. コラーゲンやビタミンCなど肌生成に必要な栄養分、
  2. 栄養を運ぶための巡りをサポートする成分、
  3. 女性の美しい肌を作る女性ホルモンを増やす食材

 

肌再生に必要な栄養素

肌の材料はタンパク質ですが、人の体に必要な1日のタンパク質は、体重1Kgに対して1.14gだそうです。肉や魚から得られるタンパク質は、20〜30%なので、100g食べても追いつかない計算になります。
毎食ごとにタンパク質を食べることが、先ずは美肌の第一歩です。

 

新しい肌を作っている基底膜の働きを良くするためには、コラーゲンやビタミンCは重要です。
ここに細胞を作るために必要な、亜鉛も忘れてはなりません

 

亜鉛が含まれる食材は、カキです。

 

巡りをサポート

食事が消化されて、肌に届けるのは血液です。
血液中に含まれる鉄が少ないと、貧血になって巡りもうまくいきません。

 

ひじきやほうれん草に含まれる非ヘム鉄でなく、吸収率の高い肉や魚に含まれるヘム鉄を選びます。
鉄は、コラーゲンの材料でもあるので、意識して摂ってください。

 

巡りを上げるには、毎朝の習慣も欠かさないことが必要です。
腸内環境に良い、食物繊維や発酵食品を忘れてはいけません。

 

巡りを妨げているのは、毎朝の習慣以外にもあります。
血糖値が高いこと。まだまだ、そんな年齢ではないと思っているうちから心掛けておくと、肌代謝に貢献してくれます。

 

油は、出来るだけオメガ3と呼ばれている、コレステロールを下げるものを使うと、血糖値にもよい影響があります。
オメガ3を含む食品は、くるみ、えごま油、亜麻仁油、青魚の油などです。

 

女性ホルモンを増やす

女性ホルモンが、女性らしい体を作り、美肌にも大いに関係しています。
肌の新陳代謝も、しかりです。

 

女性ホルモンの原材料は、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)で、副腎
という臓器で作られているホルモンです。
このDHEAの元は、コレステロールとなります。

 

コレステロールは、女性ホルモン、細胞の膜となる材料、肌のハリを保ったり、コラーゲンの再生能力もあるそうです。

 

コレステロールは良質な肉や卵に含まれています。
卵の食べすぎは、コレステロールがたまると言われていますが、今ではその節は誤りであったと言われています。

 

大豆に含まれるイソフラボンも、女性ホルモンと似た働きをするので、同時に摂取すれば、肌代謝のパワーも上がりそうです。

 

 

ちなみに、化粧品で既にあるシミを薄くするなら、安定型ハイドロキノンをおすすめ!ですよ。

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