ハイドロキノンの働きと副作用
ハイドロキノンの働きは、シミの原因であるメラニン生成時に働くチロシナーゼ活性を抑えます。シミが出来る前に、シミが出来にくい肌にするのです。
すでにできてしまったシミに対しても、薄くする作用があり、シミ予防にもシミ除去にも頼りになる最強のパワーを持っているものです。スキンケアでは薄くできないと言われていたシミケアを、安価で楽にお手入れが出来るようになったために、多くの女性に支持されました。
ただ副作用もあり、アレルギーや炎症を起こす場合があります。効果が高ければ、それに見合うリスクもあります。ハイドロキノンをできるだけ安全に使用して、高い効果を得るために、ハイドロキノンの弱点を解消したものを使いたいものです。
酸化しやすく、熱や光に対しても変質しやすい性質を持っています。酸化したハイドロキノンや、変質したハイドロキノンを不用意に塗ってしまうと、逆にシミになってしまう可能性があります。日本では長い間、正しいハイドロキノンの保存方法を知っている皮膚科医が、患者に保存方法を説明しながら処方していました。
処方されたハイドロキノンは、冷蔵庫などの冷暗所で1〜2カ月間の使用期限がありました。ハイドロキノンを使用するのは夜、朝や昼間に塗った場合は、紫外線に当たらないようにしなければなりません。
ハイドロキノンと上手に付き合う方法
ハイドロキノンの副作用を抑えて効果が発揮できたのは、皮膚科医の技術の進歩と、使用する各個人が正しい知識を持つようになったおかげです。
シミが薄くなるからと、高濃度のハイドロキノンを常時塗り続けては逆効果です。信頼できるメーカーのもので、自分の肌のコンディションを確認しながら使い続けるものです。
ハイドロキノンは濃度を低くして使う
メラニン生成を強く妨げるハイドロキノンは、『危険である』イメージが日本にはありました。海外では使用されていましたが、かつては、日本で化粧品に配合する許可がおりていませんでした。2001年に濃度2%以内であれば良いと、厚生労働省が発表しています。
もともとハイドロキノンは、自然界に存在する成分です。コーヒーやいちご、麦芽などに含まれていて、太陽の紫外線を浴び続けても自ら守る抗酸化力の働きをするそうです。
写真の現像を行う人の手が明るかったことがきっかけに、美白効果が発見されました。写真現像の他、染料やゴムの酸化防止剤として使用されていたものです。
弱点であった熱・光・酸素から守るのは、カプセル化
ハイドロキノンの刺激をできうる限り抑え、魅力的な美白効果だけを利用するために、ハイドロキノンを別の物質で包み込みました。これを、化粧品では、カプセル化と呼ばれていますが、この技術は各コスメメーカーごとに異なり、優劣の差に開きがあります。
アンプルールでは、ハイドロキノンの効果をそのまま活かし、弱点であった変質しやすい、不安定であるとい性質を、2年間かけて克服しました。カプセルに、BCDACと名付けられました。
熱・光・酸素から直接影響を受けないように、BCDACでハイドロキノンを包み込み、安定性の高い物質に変えることができました。肌表面にハイドロキノンが直接触れないので、刺激を感じないまま皮膚内部へ浸透させていきます。
これが、新安定型ハイドロキノンと言われているものです。
やがて人間の皮膚の中に入りこんだ時、包み込んでいたBCDACの膜が徐々に剥がれ落ちていきます。メラニンを生成するメラサイトまで達した時に、ハイドロキノンが周辺組織に浸透するようにしたものなのです。
BCDACをまとったハイドロキノンは、メラサイトに入りやすいとも言われています。
そのため、皮膚科が処方するハイドロキノンよりも、高い濃度が配合できない化粧品であっても、メラサイトに直接働きかけることができるので、美白効果を大きく期待することができるのです。
直接メラサイトで作用すると美白効果が大きくなるわけ
紫外線を浴びると、皮膚の基底層にあるメラサイトでメラニンが合成されます。
通常メラニンは、シミの元であると言われていますが、メラニンは、チロシンとチロシネーゼが合体して作られたものです。
メラニンの本体はチロシンで、チロシンの働きを助ける酵素がチロシナーゼと言われる補助物質です。
美白化粧品に含まれているアルブチンやビタミンC、コウジ酸は、補助成分であるチロシネーゼの働きを抑制するだけです。
しかし、ハイドロキノンを、皮膚の奥底のメラサイトまで届けることで、メラサイトの本体であるチロシンに、直接働きかけられるようになりました。勿論、チロシナーゼの活性も抑制します。その働きは、アルブチンや、コウジ酸などとは比較にならないくらい強いと言われています。
新安定型ハイドロキノンの安全なの?
アンプルールでは、ラグジュアリーホワイトシリーズで美白成分を主成分とするために、その安定性を検査しています。
50名のモニターに対し、肌の赤みの増減を測定したところ、増加した例はありませんでした。
刺激性、アレルギー反応についてパッチテストを行ったところ、全ての症例で陰性が確認されたのです。
安心して使用することができますね。
先ずは、気軽にトライアルで、その実力を
ラグジュアリーホワイト トライアルキット