高瀬聡子先生が、皮膚科学を駆使して開発したスキンケアシリーズで是非チャレンジを!

3つのケアを同時にバランス良く行う必要がある

メラニンとシミの関係は、ボディガードの指令本部とボディガードに似ています。
シミケアは、多角的に3方向から行わなければいけません。
1つの方法だけを行い続けても、薄くすることは難しくなるばかりではなく、ますます、濃くしてしまう結果になるのです。

 

  1. シミの元であるメラニンを排出させる(薄くさせる)
  2. メラニンを作るメラノサイトに、メラニン生成を少なくさせる
  3. 肌ダメージを受けさせない

 

上記3つのケアが大切な理由を、指令本部とボディガードを例にまとめてみます。
室内の瓶

 

肌のボディガードはメラニン色素

肌の色より濃いメラニン色素は、紫外線ダメージから守ってくれる、肌のボディーガードです。ボディガードがたまたま1カ所に集まった時に、シミになってしまいます。
危険度が高い、最も厳戒区域がシミの場所です。

 

厳戒区域は、いつ外敵危機があってもガードができるように、大勢いるのです。
外敵危機とは、紫外線、摩擦、乾燥などです。

 

ボディガードは見えない場所にも潜伏して待機している

しみが見えていない場所でも、人数は少ないけれど、攻撃に備えてボディガードは待機しています。シミ予備軍と呼ばれ、将来シミになる可能性のある場所です。

 

シミ予備軍は、厳戒区域までいかないけど、待機に必要がある危険区域です。

 

ただ、困ったことに月日が流れても、厳戒体制をしかれた場所は常にボディガードが待機しています。攻めてくる敵がいないにも関わらず、次々にボディガードが送り込まれて、待機を止めません。
人数を減らしても大丈夫という、連絡がないからかもしれません。

 

これは、しみの部分に限ったことではありません。
シミ予備軍の場所も、同様にボディガードが送り込まれ続けています。

 

ボディガードを引き揚げさせる

待機しているボディガードを、引き揚げさせる方法は、色々あります。
皮膚科でよく使われるトレチノインは、ボディガードであるメラニンを肌の外に押し出します。ハイドロキノンは、ボディガードを透明人間にして見えなくさせます。

 

指令本部に安全を伝える

ボディガードを送り込む指令本部である、メラノサイトにも安全である事を伝えます。
これ以上援軍はいらないと伝えるメッセンジャーが、ビタミンCやアルブチンなどの美白成分です。

 

奇襲攻撃に備える

努力してボディガードを引き揚げさせた後、再び、攻撃を受けることがあります。
紫外線対策を忘れて日焼けをしてしまった、ニキビ跡を潰してしまった、合わない洗顔料を使って乾燥させたなどが、そうです。

 

守るべきボディガードがいなくなった後だけに、肌のダメージは大きくなり、今まで以上に大惨事に。また再び大量にボディガードを、送り込んでいきます。

 

従来のシミケアの盲点

従来のシミケアでは、美白化粧品を使用していました。
美白化粧品の役割は、メラニンをできるだけ作らせないことにあります。

 

新しく作られた肌が上に押し上げられて、一緒にメラニンも肌の外に押し出されていきます。作られるメラニンの数が減れば、おのずと時間の経過と共に、肌内部にあるメラニンの数が減っていくことを期待しています。しみも薄くなることを、期待していました。
美白化粧品が、美白になるといわれる理由です。

 

ただ、現実には、こうした理屈通りにはなりません。
長年、肌内部にこびりついたメラニンは、容易に押し出されることはありません。

 

肌再生の周期をあげるために、美白化粧品に加えて、ビタミンCをイオン導入させたり、かっさやローラーでマッサージをしたりと増やしていきます。
シミを薄くするために、過剰なケアが肌摩擦を増やします。

 

しみが気になるなら、ダイレクトにシミへ働きかける、ハイドロキノンやトレチノインを使用した方が、結果的に肌負担が小さくなりはしないでしょうか?

 

美白化粧品によってメラニンの数が減っています。
紫外線の刺激、洗顔時の摩擦、エアコンの風による乾燥などは、すっかり弱くなった肌に、新たにダメージを与えていきます。
外部刺激から守るケアは、美白ケアには必須です。

 

最後に、シミケアを成功させるなら、上述した3つのケアをバランス良く行うことです。

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